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surrogates / サロゲーツ
★☆☆☆☆
現実の世界を生きるヴァーチャルな自分。「ヴァーチャルな自分」とは、本当の自分は自宅の椅子に座ってプラグイン状態。で、プラグイン先は自分の影武者のロボットという状況。映画「マトリックス」に限りなく近い設定なのですが、この映画がへなちょこな雰囲気になってしまった理由は、影武者ロボットの演技を本物の人間がしているところでしょう。ポーカーフェイスでロボットを演じる程、観る者は演技を意識してしまって映画の世界に入れないのです。今回は「Twelve Monkeys / 12モンキーズ」を彷彿させるBruce Willis。「007 Die Another Day」で印象的だったRosamund Pike、「Man on Fire / マイボディ・ガード」でショートカットが似合っていたRadha Mitchell、MIシリーズのVing Rhames等々、キャスティングはなかなか渋くてよかったのですが、、、残念。
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9 / ナイン
★★★★★
ティムバートン・プロデュース作品。彼の見いだした新人監督さんの作品です。ストーリーはありがちな近未来もの。善と悪の戦い。悪の象徴として、ステレオ・タイプなナチズム風の極悪ロボット。善の対象として登場するのは、9人の個性ある「生きた人形達」。「1」から「9」まで、ちょっとずつ素材や縫製が異なっていて、主人公となる「9」ではジッパーで自分を開け閉め出来る。。。観ていない人には全く意味不明だと思いますが、とにかく個性あふれる、そしてティムバートン・ワールドの入魂作。クォリティの高い映画です。一部のキャラクター・デザインは明らかに松本大洋「鉄コンキンクリート」と映画「マトリックス」へのオマージュでしょう。
声優さんとしてはELIJAH WOOD / イライジャ・ウッドと、JENNIFER CONNELLY / ジェニファー・コネリーあたりがメジャーでしょうか。 
最初の数分から最後まで引きつけられっぱなし。プロデュースにまわっても素晴らしい仕事をするティム・バートンに脱帽。
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Three by Annie Dillard: The Writing Life, An American Childhood, Pilgrim at Tinker Creek
/ アニー・ディラード

★★★★★
2007年の「The Maytreesと一緒に購入。 我がバイブル「本を書く / The Writing Life 」と、ピュリッツアー受賞作「ティンカークリークのほとりで / Pilgrim at Tinker Creek 」、彼女の源泉とも言える「アメリカン・チャイルドフッド / An American Childhood 」が一冊の本になっているなんて!しかも1685円(2009年9月現在)。それぞれオリジナルを持っているのが前提ですが、旅に必須のペーパーバックです。悲しい事に日本語訳は全て廃刊のようで、プレミア中古をむりやり集めるとおよそ13,000円!。
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La Scala / Keith Jarrett / ラ・スカラ / キースジャレット
★★★★★
1995年。ミラノ・スカラ座のライヴ。
まず言えるのは、素晴らしい録音状態である事。ピアノの一音一音に浸れるのです。キースジャレットの傑作であるとともに、マンフレット・アイヒャーの美学の結晶なのです。インプロヴィゼーション45分と、やはりインプロヴィゼーション28分の2曲のみ。(アンコールの「Over the Rainbow」も収録)
聴いていると、思わず目をつぶったり、ため息をついたり、思わず背筋をのばして空をみあげたりしてしまいます。魂の音楽です。
私にとって、無人島に持っていくのは、ケルン・コンサートよりも、サンベア・コンサートよりも、パリ・コンサートよりもウィーン・コンサートよりも、このラ・スカラです。
 
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The Proposal / あなたは私の婿になる
★★☆☆☆
前回のGhost of 〜に続きラヴ・コメです。アラスカの湖にヴィトンのバッグを落としたりします。もちろん予定調和なストーリー。でも それで それが、いいのです。充分たのしめました!それにしてもサンドラ・ブロック45歳。ほぼ全裸みたいなシーンもあったりして若い!!
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Ghosts of Girlfriends Past
★★☆☆☆
マシュー・マコノヒー好きにはたまらないでしょう。豪邸での結婚式前日〜当日を描く、登場人物沢山の楽しいラヴ・コメ。自分を客観的に視ることの大切さもメッセージとしてあったかな?なんだか久々に登場のマイケル・ダグラスが言うには「Life, you  know, It's like a quick cup of coffee」。乾杯用のシャンパンはマム。

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The Other man / もう一人の男
★★★☆☆
この映画の骨子は2本。1つは世界的ベストセラー「朗読者」の原作者ベルンハルト・シュリンクの短編の映画化である事。そしてもう1つは「あるスキャンダルの覚え書き / Notes on a Scandal」のリチャード・エアー監督作品である事。
「あるスキャンダル〜」と同様に約90分という短めの時間に、ストーリーをぎゅっと凝縮させており、このストーリーでこれだけの緊張感を持続させているのは監督の手腕。映像も美しい。
キャスティングも良く、ロンドンからミラノ、そしてコモ湖と、不倫相手を不眠不休(のように見える)で追うリーアムニーソンは、その性格、ファッションも含めて「Taken / 96時間」の役柄とダブリます。追う男、クールです。妻役はローラ・リニー(1964年生まれ。個性が出てきました!)。実はジュリエット・ビノシュが演じる筈だったようですが、ぴったりはまりました。大人の女性、美しいです。今回は三枚目役となったアントニオ・バンデラスも悪くない。
Macbook、ボランジェ、チェス、コモ湖のホテル、、、細かい演出も効いてます。
.....愛があるのは確かな事。でもそれは出口のない愛。苦悩の心を解き放つ為の自分自身との闘い。。。ストーリーの是非はともあれ、心のひだを誠実に描いた作品として余韻が残りました。
 
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DISTRICT 9 / ディストリクト9
★★☆☆☆
ものすごく独創的です。そして明らかにエポックメイキングな作品です。
「エイリアンもの」といえば未知なるものとの遭遇や、人間の敵として戦いを描くのが通例でしたが、この映画はアフリカ、ヨハネスブルグで既に28年間も難民生活をしている沢山のエイリアン達(その隔離地区の名前が"DISTRICT 9")の状況から映画の物語が始まります。
基本、エイリアンvs人間ですが、善玉悪玉にきっちり分けていないところもなかなかで、南アフリカのアイロニカルなメッセージも含まれているところも見逃せません。というか見逃してはいけません。ドキュメンタリー風に状況説明を盛り込む手法も成功しています。が、しかし基本はB級映画ですから、細かい部分のツメが甘いし、不必要とも思えるスプラッター・シーンも多め。そして虫が苦手な場合は鑑賞不可。
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★★★☆☆
Fighting / ファイティング
G.I.ジョーに続くチャニング・テイタムの新作。旬の俳優を使った男子向きの青春格闘もの、、、という見方もありますが、個人的にはチャールズ・ブロンソの「HARD TIMES / ストリートファイター」を彷彿させるシンプルなB級映画として楽しみました。アンダーグラウンドな人種のるつぼ感もよく出てて、心優しき詐欺師役のテレンス・ハワードもかなりいい味です。舞台は現代ですが70年代、80年代の選曲も上手く混ぜ込んでいます。NYサウンドの名曲「Street Life」なんて最高。
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Dino Saluzzi & Anja Lechner / Ojos Negros
★★★★★
バンドネオン(Dino Saluzzi・アルゼンチン) + チェロ(Anja Lechner・ドイツ)。
その音楽はまさに「二人は、優雅な精神と鋭敏な感覚を持ったペア・ダンサーのよう(ロサンゼルス・タイムズ紙)」。しかし、ダンスのリズムを刻むというより、連続した音の波に身を任せるという気分です。楽器の特性上よく動くのはバンドネオンの方で、サポートにまわるのはチェロというのも、実際の二人とギャップがあってそれがまた新鮮。ジャンル、国境、年齢、全てを超えた魂の音楽。普段ライヴ・コンサートにほとんど興味がないのですが、このプロジェクトなら絶対に行きたい。ディノ爺は1935年生まれ。
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