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Woman of Heart & Mind / ジョニ・ミッチェル
★★★★★
10代の頃から60歳過ぎまでのジョニ・ミッチェルの、赤裸々で、恋い多き、絶えず前に進み続けた、誇り高き道のり。大変素晴らしいドキュメンタリーです。
若く美しいジョニも沢山出てきますが、ボーナス収録されている40歳代半ばのスタジオライブのカッコイイ事といったら!思うに、この人はそれほど器用なタイプの人間ではないと思うのですが、ともあれ、人生とは自分の魂の声に従い続ける事なんだという事にあらためて気づかされます。
個人的には音楽的にも熟成しきった最近のアルバムが大好きです。今は60歳代後半。もちろん次のアルバムを待っていますね。
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Pride and Glory / プライド アンド グローリー
★★☆☆☆
デニス・ルイヘンの「THE GIVEN DAY/運命の日」をたっぷりと彷彿させるストーリーである事と、エドワート・ノートンとジョン・ヴォイトがとても父子には見えないミスキャストという事を差し引いても、なかなかの力作クライム・サスペンスに仕上がっています。
公僕の腐敗。人種問題と暴動。酒、麻薬。結局そんな風な相変わらず悩めるアメリカ。観る人によってはテーマに辟易かもしれません。Fのつく4文字単語連発だし。そういえば結構ノーブルな一家なのに食事のシーンがどうも下品だったなぁ。知性派エドワート・ノートンと職人マーク・アイシャムの音楽はGOODでした。
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Public Enemies / パブリック・エネミーズ
★★★☆☆
「愛するのは、ベースボール、映画、仕立ての良い服、速い車、ウィスキー、そして君だ」
ヒート、コラテラル、マイアミヴァイスのマイケル・マン監督。今回は1930年代シカゴの銀行強盗のジョン・デリンジャー。
結末がどうなるかは十分わかっている。しかし己の信念に背く事などあり得ない故、真っ直ぐ悲劇の結末に向かって突っ走る人生。その結果として大胆不敵な行動をとることとなってしまう男。こういう映画に我々が浪漫を感じたりするのは、実際の人生で対局な生き方をしているからかもしれません。大胆不敵な行動自体が目的でないところが大物なのです。マイケル・マンはそんな映画を作りますよね。
デリンジャーが脱獄の真っ最中に律儀に信号待ちをしている時の赤信号の長さ。終局近い頃、デリンジャーが真っ昼間にそしらぬ顔で警察署に入っていくシーンなど見事です。しかし、見終わって退屈感も残りました。ジョニーデップのための映画と言っても過言ではないと思うのですが、何故かジョニーデップのキャスティングが違うような気がしたのです。過去に似た役柄の映画にいくつか出てるからイメージがぼやけたのかもしれません。あとクリスチャン・ベイルはシカゴなまりの英語を話してもやはりバットマンそのもです。
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 The last international playboy / ザ・ラスト・インターナショナル・プレイボーイ
★★★☆☆
ペントハウスでのパーティ、沢山のKRUGのボトル、リムジン、クルーザーなど、これでもかという舞台の中で、何故か全体の印象は良い意味で地味に仕上がっています。
タイトルから想像するような内容ではなく、全てを持っているNYのプレイボーイの隠された悩みと、それを救う賢い少女と、本当の友人達。というようなストーリー。
脚本は、うーん。。。。ですが、キャスティングがいいのです。Jason Behr/ジェイソン・ベア(大きな黒板に即席で描く模様を壁の装飾とするシーンがイイ)はこの映画で俳優としてワンランクアップでしょうか。そして11歳の隣人役、India Ennenga/インディア・エネンガ(ハロウィーンのキリンの着ぐるみがカワイイ)も素晴らしい。この二人のためだけにも観る価値があるかもしれません。選曲もグッド。
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フィッシング・ウィズ・ジョン / FISHING WITH JOHN
★★★★☆
なんとしょうもない映像の垂れ流し。しかし、、、自然体でジョークとともに生きる、なんてたのしい脱力男達。
延々と何も釣れない釣りに苦笑しつつ、芝居がかった挙動に大笑いしつつ、観ている自分はいつの間にか彼等の釣り紀行に羨望の気分を抱いてしまいます。良い人生を生きていますね!
ラウンジリザースならではのBGMと、わざとB級ホラー風の編集。実は企画制作が日本のテレコムスタッフ(世界の車窓から)。
ジョン・ルーリーと一緒に釣りに出かけるのは、ジムジャームッシュ、トム・ウェイツ、マット・ディロン、ウィレム・デフォー、デニス・ホッパー。同系統、ジムジャームッシュの『コーヒー&シガレッツ』もかなりいいです。
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上画像クリックで拡大シマス。ディズニー配給。英語の吹き替えにマット・デイモン、ケイトブランシェット、リーアム・ニーソン!内容はともかく是非英語でも観るべきですね。
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★★★★☆
 最高のB級映画を作り続けるやんちゃな親父監督トニー・スコット。兄リドリースコットが職人的、政治的になっていっているのとは反対に、彼の作風はどんどんハードに、燻し銀のごとくロックでシンプルな男子向け映画になっています。思えば遙かいにしえの「トップガン」(86年)の大ヒットのあと10年位はなんとなく普通にヒット作が続きました、が、「ザ・ファン」(96年)あたりから作風に個性がでてきて「マイ・ボディガード」(2004年)、「ドミノ」(2006年)で確立。というか爆発。経験、才能だけでなく表現の欲求がまだまだ溢れる65歳。無条件に尊敬です。
見ていてくらくらする程に変速的でしかも猛烈にスピード感あるカメラワークと編集、そして暴力的でノイジィな映像と音楽は賛否両論ですが、それはつまり他の映画と比べてもあまり意味のない強烈な個性の証。
 
原題「Pelham(ペルハム)行き 123号」は地下鉄車両の名前。「サブウェイ・パニック」という地下鉄ジャック映画のリメイクですが、本作では正直いって脚本が破綻しているところもあり、映画としてはつっこみどころが多々あります。が、細かいところはあまり気にならない。
トニースコット+デンゼル・ワシントンのコンビはすでに4作目くらいで、信頼出来る相棒といったところでしょうか。今回それに加わる悪役のジョントラボルタ(航空機ファンならでは、ブライトリングの腕時計が何度も映し出されるのが印象的でした)もハマリ役。
 
善玉と悪玉の戦いというよりも、焦点は己の人生に熟練した二人のひげ面男の火花散る2時間。前置きはほとんどなし。映画開始5分で事件が始まってからラストまでかなりのシーンでデンゼル・ワシントンか、ジョントラボルタどちらかのアップというのが注目すべきところです。つまり、制作費も製作期間もあんまり関係ない、濃度の濃い直球表現なのですね。
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★☆☆☆☆
「ダークシティ」「ザ・クロウ」「アイロボット」のアレックス・プロヤス監督入魂の作品。。。が、個人的には残念な結果です。最初の40分はとんでもなくおもしろそうな映画だと思ったのに、時間がたつにつれて散漫になり、エンディング30分前に円盤が出てきて全て薄っぺらになってしまいました。作りたい作品の傾向はちゃんと決まっているんだけど、作品に魂を吹き込む事が出来ない。敗因は約2時間の枠にあまりにも沢山の要素を無理矢理まとめたからでしょう。ニコラスケイジはなかなか良かったんだけどなぁ。
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HOME 空から見た地球 [DVD]
★★★★★
人間は地球上のウイルスでしかないのか?
Gucci グループで有名な仏PPRグループがサポート。リュックベッソンもプロデューサーとしてクレジットされています。ナレーションはグレンクローズ。
あまりにも美しい映像。最近の自然モノ映画とは一線を画すクォリティです。この映画の為にブルーレイを買ってもいいと思いました。
そして注目すべきは延々と俯瞰する映像。2時間、カメラは決して地上に降りません。それは、つかの間、鑑賞者に神の眼を与えてくれるのです。己を客観的に視るには距離が必要なのですね。全ての親は子供にみせるべきだし、もしも今すぐどこか遠くに旅行がしたければ、まずこの映画を観てみるのもいいかもしれません。癒し効果はありませんが、時間と距離を一気に駆け抜ける旅を体験できるでしょう。更にもう一歩、人間の行いの真実に踏み込んでみる勇気があれば「いのちの食べかた [DVD] / ニコラス・ゲイハルター監督」もセットでどうぞ。
コヤニスカッツィでのフィリップグラスと同じ効果を狙った音楽も成功です。
(以下、本作後半に出てくるコメント。自己リファレンス用。)
20% of the world's population consumes 80% of its resources.
The world spends 12times more on military expenditures than on aid to developing countries.
5,000 people a day die because of dirty drinking water.
1 billion people have no access to safe drinking water.
Nearly 1 billion people are going hungry.
over 50 % of gain traded around the world is used for animal feed of biofuels.
40% of arable land has suffered long-term damage.
Every year, 13 millions hectares of forest disappear.
One mammal in 4, one bird in 8, one amphibian in 3 are threatened with extinction.
Species are dying out at a rhythm 1,000 times faster than the nature rate.
Three quarters of fishing grounds are exhausted, depleted or in dangerous decline.
The average temperature of the last 15 years have been the highest ever recorded.
The ice cap is 40% thinner than 40 years ago.
There may be at least 200million climate refugees by 2050.
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★★☆☆☆
 ロンハワード+トムハンクス+ハンスジマー(音楽)のハリウッド職人トリオ。心に残ったのはアーミン・ミューラー=スタール(1930生まれ、遅咲き。)です。「シャイン」、「イースタンプロミス」など演技派助演男優の印象が強いですが、ここでもしっかりと足跡を残しました。「理想の親戚のおじさん投票」があったら間違いなくトップでしょうね。
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