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★★★☆☆
 リアルでハードボイルドに描かれる実話を元にしたストーリー。
雪が似合うサウス・ボストンの街。地元のボスに仕える幼なじみの二人の男(イーサンホークとマーク・ラファロ)。
イーサン・ホーク(ビフォア・サンライズ/恋人までの距離の頃が嘘のような、こわもてになりました。)の役どころは、ストレートで価値基準がはっきりしており、つまり自分の行動の結果を受け入れる事が出来る潔さがある。それに対してマーク・ラファロの役どころは、一見タフな悪者に見えても、自分を律する事よりも周囲の影響を多大に受けてしまう弱き揺れる心の持ち主。
前者は、自分を犠牲にしても友を助けるが、同時にためらいなく悪をつら貫く。
後者は、家族を犠牲にして救いようがない程どん底まで堕ちながらも、友に救われ、息子の一言に救われ、最後に更正する道を選ぶ事が出来る。
もちろん道徳規準から考えればどちらが正しいかは歴然としています。しかし、どちらが納得のいく人生をいきているか、という事に関してはまた別な問題です。果たして自分はどちらか?そしてどちらのタイプでありたいのか?地味な映画ですが、寒風ふきすさぶボストンの風景とともに、ずしんと響いた一本です。音楽もクォリティ高く、大人の映画らしい仕上がりと言えましょう。
タイトルの意味がわからなかったのでちょっとしらべてみたら、元々ニーチェ(ドイツ語)の英訳のようで、実際は「what does'nt kill you will only makes you stronger / 困難を乗り越える事で貴方は強くなる」として、よくある言い回しのようです。最後のセンテンス「will only makes you stronger」がない理由は映画を観れば納得。
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